FC2ブログ

20150726 Sun. 遊戯空間公演 「鏡花×劇 草迷宮」

遊戯空間「鏡花×劇 草迷宮」
●7月25日(土)19:00
7月26日(日)13:00/17:00
●2,800円 ~ 4,000円 前売・当日4000円、ペアチケット7500円、U20割2800円
●7月26日(日)17:00拝見@梅若能楽堂学院会館
●プレチケ 

草迷宮
原作:泉鏡花
構成:篠本賢一
演出・美術:篠本賢一
音楽:藤田佐知子(太鼓) 渡辺淳(尺八) 丸山剛弘(チェロ)
振付:石川弘美
照明:鷲崎淳一郎
音響:山田健之
衣装:細田ひな子
舞台監督:中新一
舞台写真:宮内勝
ビデオ撮影:大塚登、
イラスト:村上洋子
宣伝美術:前嶋のの
出演:石鍋多加史(サンビーム)、渡辺聡(劇団俳優座)、坂本容志枝(ZORA)、渕野陽子(劇団青年座)、仲義代(VIVIT)、神保麻奈、道場真理、小泉真穂、高原瑞季(劇団銅鑼)、特別出演【声の出演】佐々木梅治(劇団民藝)

国会包囲の熱い時間のあとに、中野坂上の能楽堂に駆けつけて、拝見。プレチケで頂いたチケット、ありがたく、是非とも、と思ったのは、鏡花もの、というよりは「遊戯空間」という演劇グループに興味を持ったから。昨年暮れのリーディング「仮名手本忠臣蔵」を浅草木馬座で拝見(拝聴)してから、非常にユニークな演劇活動をしてらっしゃると、興味を持った。そして、その活動の中で訓練された俳優諸氏の日本語が、とても明晰で、美しい。古典語の美しさが極まるほどの端正さ。


続きを読む

スポンサーサイト

20150720 Mon. 俳優座 稽古場公演No.32 「詩人かたぎ」 A Touch of the Poet

俳優座 稽古場公演No.32「詩人かたぎ」A Touch of the Poet
●2015年7月19日(日)~25日(土)
●2,000円(定員70名)
●7月20日(月)14時拝見@俳優座5階稽古場

詩人かたぎ
作:ユージン・オニール
訳・演出:下野武彦
照明:東京舞台照明
衣裳:石川君子
舞台監督:宮下卓
音響オペレーター:徳永達哉
宣伝美術:田中孝宗
制作:野上綾花
サポーター:川口浩三
主催:詩人かたぎ上演委員会
出演:伊東達広/山本順子/野上綾花/田中未央/山本祐梨子/斎藤隆介/野々山貴之/小田伸泰/八柳豪/森永友基

ユージン・グラッドストーン・オニール(Eugene Gladstone O'Neill、1888年10月16日 ~ 1953年11月27日)は、アメリカ合衆国の劇作家。残念ながらオニールは「楡の木陰の欲望」 Desire Under the Elms(1924年初演)「喪服の似合うエレクトラ」「夜への永井旅路」など数編しか知らず、50遍もあろうかという他の作品に関しては殆ど知識がない、というありさま。2番目の妻との末娘ウーナがあのチャップリンの最後の妻(4番目!)であるという知識しかなく、その娘がジュラルディン・チャップリンであるということしか知らない。そうすると、ジュラルディンはユージン・オニールの孫娘ということになるではないか。

「詩人かたぎ」(これまでは「詩人の血」と訳されることが多いが)はオニールの遺作で、本邦初翻訳、初演と劇団のHPで紹介されている。その紹介記事をそのままお借りしてここに記録しておく。

<内容は、アイルランド系アメリカ市民の誕生を描くものですが、テーマは、人間の、変容の笑いと哀愁です。/ 初期の作品は、「カーディフ指して東へ」など、海に関連した自然主義的作品で、その後、「皇帝ジョーンズ」、「毛猿」などの、表現派の作品を書きました。さらに、「偉大な神ブラウン」などの仮面劇、「奇妙な幕間狂言」などの、傍白とセリフを同等に扱った作品、古典の再構成である、「楡の木陰の欲望」、「喪服の似合うエレクトラ」など、情熱的に演劇の実験を試みました。そして、晩年は、{ああ、荒野!」、「氷人来る」、「夜への長い旅路」、「詩人かたぎ」、「さらに堂々たるマンション」など、円熟した作品を書いたのです。/  オニールは、晩年、「おのれ自身を持たざる所有者の物語」という、連鎖する作品12本からなる、アメリカの年代史を、描こうとしました。それは、ある家族を中心にして展開し、アメリカに存在する物質主義、貪欲性を検証するものでした。そして、世界で最長の劇になるはずでしたが、 病気のために筆を置かざるを得なくなり、最初から3番目に当る、「詩人かたぎ」だけを完成して、「さらに堂々たるマンション」の、粗雑な原稿だけを残して、他界したのです>

と、とても勉強になりました。


続きを読む

20150719 Sun. 三田村組 第19回 「父との夏」

三田村組 サンモールスタジオ提携公演 「父との夏」三田村組再始動・再演
2015年7月15日(水)~20日(月)
前売・予約 3,500円 / 当日 3,800円 / 高校以下 前売・予約・当日 2,500円
7月19日(日)18:30~拝見@新宿サンモールスタジオ

父との夏
作・演出:高橋いさを(劇団ショーマ)
プロデューサー:三田村周三
美術:香坂奈奈
照明:和田典夫(満平舎)
音響:小沢高史
音響オペレート:川井一
衣裳:大野典子
ヘア・メイク:本橋英子
写真撮影:保坂瑠美
ビデオ撮影:坂本一弥
制作:上田郁子(オフィス・ムベ)
出演:三田村周三(野川幸太郎)/蒲田哲(野川哲夫)/田口朋子(野川洋子・白鳥政江)/咲良美里(野川みき)/石井悦子(川上順子)/山里ケンイチロウ(金坂省平)

芝居を観た後、観て良かったって思えるものと、来るんじやなかつた、と思ってしまうもの、があるが、三田村組『父との夏』は前者。2時間にも満たない小品ながら、家族愛、反戦を描いて秀逸。60程の客席は満席、目頭を押さえる人も大勢いて、久しぶりにウルウル。いい芝居だつた。

三田村組の主宰三田村周三氏は、遅れて来た観劇者である私には初めての人であるが、ネットで検索するともう15年に渡って演劇活動をしてらっしゃる。2010年、一旦ファイナルを宣言したものの、<芝居へのたぎる想いを押さえきれず2014年再始動を決意した矢先に舌がんが発覚>という歴史を持つ方、で、今年71歳。

続きを読む

20150719 Sun. 「加藤武 語りの世界」

加藤武 語りの世界
2015年7月19日(日)
13時開演@お江戸日本橋亭
前売:3,000円、 当日:3,500円

お江戸日本橋亭
ゲスト:恩田えり・古今亭志ん吉

吉川英治「新平家物語より 牛若みちのく送り」
市川中車の大島綺談

今年86歳になる加藤武が新劇俳優としての長年の素地と体験に基づいて、単なるリーディングとは違った朗読の会を始めたのが2005年、とチラシに案内がある。2005年6月の第1回公演が、今回と同じ吉川英治の「宮本武蔵」であった。これについて、加藤自身が今回の公演でそのきっかけのようなものを話していた。

彼が尊敬する役者の一人に8代目市川中車がいて、歌舞伎や映画もさることながら、加藤が魅了されたのは、八百蔵時代からラジオで「宮本武蔵」の朗読を徳川夢声と分担して受け持っていた中車の朗読であった。中学生時代の加藤は、空襲で中断されながらも必死で聞きいったそうだ。戦後三原橋で催された八百蔵の語りの会にも観客として参加、いずれ、自分も、とひそかに思ったそうである。

続きを読む

20150714 Tue. 青年劇場「動員挿話&骸骨の舞跳」

創立50周年記念 小劇場企画No.20 「動員挿話&骸骨の舞跳」
●2015年7月10日(金)~20日(月・祝)
●料金:一般4,500円 U30 3,000円 当日は300円増し
●7月14日(火)14時拝見@青年劇場スタジオ結
●自由席(最前列)9月「真珠の首飾り」とのセット券 8,860円

動員挿話・骸骨の舞跳
作:「動員挿話」岸田国士 / 「骸骨の舞跳」秋田雨雀
演出:大谷賢治郎
美術:池田ともゆき
照明:横田元一郎
音楽:青柳拓次
衣装:坂本真彩
宣伝美術:八木克人
舞台監督:荒宏哉
製作:広瀬公乃

出演:葛西和雄 / 藤木久美子 / 広戸聡 / 島本真司 / 秋山亜紀子 / 大山秋 / 真喜志康壮 / 矢野貴大 / 星野勇二 / 安田遼平 / 傍島ひとみ

<日露戦争前夜の庶民の姿を描いた「動員挿話」。関東大震災直後の朝鮮人弾圧を糾弾する「骸骨の舞跳」。戦後70年の年に、"戦争に立ち向かう時代”を問う>
<約100年前の日本の演劇を約100年後の日本に生きる我々が検証することの意義>

と銘打った(劇団チラシ)青年劇場の意欲作。団員全員の必死の祈りがこもった芝居である。折柄、15日の自民党:公明党による「安保法案」の強行採決を受けての、14日日比谷野音集会と国会デモ。2万人が集まった。

続きを読む

20150713 Mon. 椿組2015年夏・花園神社野外劇「贋作幕末太陽伝」

椿組花園神社野外劇30周年記念公演「贋作幕末太陽伝」
●2015年7月10日(金)~21日(火)
●7月13日(月)19時拝見@新宿花園神社境内特設ステージ
●料金 指定席:4,500円(前4列中央より限定60席)前売自由席:4,000円 当日自由席:4,300円(日時指定・整理番号付き)中高生:2,500円

贋作幕末太陽伝
作・演出:鄭義信
美術:柴田隆弘
照明:野中千絵(RYU CONNECTION)
音響:松本章(音スタ)
音楽(作曲):寺田英一
殺陣(剣術指導):栗原直樹(WGK)
衣裳:阿部美千代(株・MIHYプロデュース)
振付:スズキ拓朗(CHAiroiPLIN)
演出助手:平野智子
小道具:松本淳一
ヘアーメイク:杉岡実加
舞台監督:野口研一郎(オフィス・ダミアン)
舞台部:松本淳一・桑原淳・岸川卓巨・佐藤昭子・松尾明日望
小道具:松本淳一/
ント設営監督:吉木均
舞台協力:松下清永(鴉屋)・ケイタリング:ASAMI・外波山鏡
制作票券:アンデム(佐藤希・近藤多恵・松島瑞枝)吉野美紀・清水直子
宣伝美術:黒田征太郎・長友啓典・中村健+K2

出演:恒松敦巳、田渕正博、木下藤次郎、鳥越勇作、趙徳安、井上カオリ、長嶺安奈、岡村多加江、浜野まどか、今井夢子、宮島健、犬飼淳治(扉座)、松角洋平、伊藤新(ダミアン)、沖田乱、松本亮(扉座)、佐久間淳也、根本大介、水谷悟、西村聡、影山翔一、寺井清隆、萩原亮介(文学座)、河野竜平、外波山流太、新納だい、松本紀保、勝島乙江(青年座)、坂井香奈美(流山児★事務所)、横関咲栄、新井結香(桟敷童子)、瀬山英里子、中島愛子、山中淳惠、横山莉枝子、大和田あずさ、下元史朗、伊東由美子(離風霊船)、水野あや、外波山文明、生演奏:寺田英一、生演奏:諏訪創

何を隠そう、昨年の2014夏、椿組花園神社野外劇「廃墟の鯨」に感動して、何とか記録に残しておこうと思って書き始めたこのブログ、ようやく1年を迎え、映画も含めると約160本近い作品について、記録した。ブログ記事第1作が、昨年の椿組であった、ということを特記しておくわ。

あれから1年、今年の椿組は鄭義信作・演出の「贋作幕末太陽伝」。

<1957年(昭和32年)赤線廃止の一年前、川島雄三監督による「幕末太陽傳」の撮影が始まっていた。撮影に命を賭ける監督・スタッフ。日活上層部と現場との大きな軋轢・・・問題のラストシーン!・・・佐平次は何処に向かって走るのか!

その日活撮影所を舞台に「幕末太陽伝」の撮影現場の裏表を、花園神社のテント野外舞台に描く群像劇・・・・。
「贋作幕末太陽傳」は、孤高の作家川島雄三と、映画へのオマージュである!!>と劇団チラシに。

「花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ!」

続きを読む

20150706 Tue. NTL2015 「スカイライト」 Skilight

NTL2015 「スカイライト」 Skilight
プレヴュー:2014年6月6日~16日
公演期間:2014年6月17日~月23日
シアター:ウィンダムズ(ロンドン)
上演時間:142分
2015年7月6日(月)19時~21:55分(15分休憩)拝見@TOHOシネマズ日本橋
3,000円

スカイライト
作:デイヴィッド・ヘアー David Hare
演出:スティーヴン・ダルドリー Stephen Daldry
美術:ボブ・クロウリー Bob Crowley
照明:ナターシャ・カッツ Natasha Katz
音響:ポール・アーディティ Paul Arditti
作曲:ポール・イングリッシュビー Paul Englishby

出演:
Kyra Hollis:キャリー・マリガン Carey Mulligan
Tom Sergeant: ビル・ナイ Bill Nighy
Edward Sergeant: マシュー・ビアード Matthew Beard

いつものことながら、舞台装置に目を見張る。細部はあくまでリアルに、そして舞台全体を巨大なアパート群のイメージで作り上げた、ボブ・クロウリーの美術に拍手。ロンドン郊外のイースト・ハムというあまり高級ではない、どちらかというと労働者たちが住んでいる団地のようなところ。そのアパートの一室が、今は地元の学校で教師となっている、主人公キーラ・ホリスが友人から借りて住んでいる、という設定。見るからに質素なしつらえながら、上手の流し台付近の細部までこだわった、ナチュラルな作り。真中にドア、そしてその奥が通路という設定で、背景にズラリと並ぶ高層のアパートの窓窓が圧巻である。

この舞台美術の精密さには舌を巻く。流し台はそれなりに古く、汚れが付いているし、流し台に並んで設置されている冷蔵庫はやはり古ぼけていて、ドアには黄ばみまでみえる。玄関の薄いドア、安ものの家具、現在のキーラの生活を一見して分からせた上に、背後に連なるアパートに住む人たちの生活まで透けて見せてくれる。素晴らしい舞台装置である。

続きを読む

20150703 Fri. メメントC+「太平洋食堂を上演する会」2015 「太平洋食堂」

座・高円寺 夏の劇場10「太平洋食堂」
東京公演 7月1日(水)~5日(日)
料金:前売り・当日:4,300円  / 学生 3,000円(主催団体のみ取り扱い)(全席指定 税込)
7月3日(金)13時拝見
B列21番 4,300円

太平洋食堂
作:嶽本あゆ美
演出:藤井ごう
美術:乘峯雅寛{文学座}
照明:和田東史子
音楽:中村華子 大西怜央
音響:近藤達史
衣装:宮岡増枝(青年劇場) 
衣裳進行:大内史子 
衣裳協力:中村里香子
ヘアメイク:升田みずき
方言アドバイザー:中瀬古健
舞台監督:伊東龍彦
舞台監督助手:横川奈保子
演出助手:佐藤萌子
演出部:太田衣緒
制作:川崎侑芽子 
票券:奥田英子(演劇ユニットG.com) 
制作協力:福山啓子 福島明夫 鳥羽理沙 大槻明美
協力:青年劇場 / 劇団民藝 / (株)クオーレ / (有)スターダス・21/ R-vive / スタッフ・テン 
宣伝デザイン:アトリエキノコ 
後援:杉並区
提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
出演:間宮啓行、吉村直(青年劇場)、清原達之(青年劇場)、明樹由佳、佐々木梅冶(劇団民藝)、栗原英雄(クオーレ)、清田正浩、杉嶋美智子、桝谷裕(スターダス・21)、本城憲(R-vive)、荻野貴継(スタッフ・テン)、清水ひろみ、青山雅士、上村圭将、渡邉守、藤光子、原尚輝、辻本健太(スターダス・21) 

不思議な人物である。紀伊の国新宮の資産家、大石誠之助(劇中・大星誠之助)。米国留学から戻り、故郷の新宮市内に開業したドクトルが、戦争景気に湧く町内で「太平なる海に平和の灯を浮かべ万民が共に囲む食卓」を作ろうと、突然「太平洋食堂」をオープンし、シェフになるという、21世紀の今でも相当変わっていると思われる、変わり種。その人物が日露戦争を遂行しようとしている時の明治政府の思惑で、突如「大逆事件」の被告として死刑囚となってしまう急転直下の運命を描く。

<平成26年度文化庁芸術祭優秀賞受賞・メメントCが送る「大逆事件」を巡る演劇! >

続きを読む

プロフィール

andromache

Author:andromache
自分の見た芝居や映画を、備忘録代わりに書き留めておきたい。舞台やスクリーンの中に、様々な人生が見え隠れします。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
06 | 2015/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR