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20170120 Fri. 映画「最高の花婿」

映画「最高の花婿」
◯原題:Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu?
◯製作年:2013年
◯製作国:フランス
◯配給:セテラ・インターナショナル
◯上映時間:97分
◯映倫区分:G
◯1月20日(金)10:00 拝見 @ Bios Cinema


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◯監督:フィリップ・ドゥ・ショーブロン
◯製作:ロマン・ロイトマン
◯脚本:フィリップ・ドゥ・ショーブロン/ギィ・ローラン
◯撮影:バンサン・マチアス
◯美術:フランソワ・エマニュエリ
◯衣装:エブ=マリー・アルノー
◯編集:サンドロ・ラベッシ
◯音楽:マルク・シュアラン
◯キャスト
クリスチャン・クラビエ (クロード・ヴェルヌイユ)
シャンタル・ロビー (マリー・ヴェルヌイユ)
アリ・アビタン (ダヴィド・ヴェニシュ )
メディ・サドゥン (ラシッド・ベナセム)
フレデリック・チョウ (シャオ・リン)
ヌーム・ディアワラ (シャルル・コフィ)
フレデリック・ベル (イザベル・ヴェルヌイユ)
ジュリア・ピアトン (オディル・ヴェルヌイユ)
エミリー・カーン (セゴレーヌ・ヴェルヌイユ)
エロディー・フォンタン (ロール・ヴェルヌイユ)
パスカル・ンゾンジ (アンドレ・コフィ )
サリマタ・カマテ (マドレーヌ・コフィ)

多様な人種や宗教が混在するフランス社会を背景に、敬虔なカトリック教徒の夫妻が、娘の結婚相手をめぐって繰り広げるドタバタを描いたコメディドラマ。フランスで1200万人を動員する大ヒットを記録した。ロワール地方の町シノンに暮らすヴェルヌイユ夫妻は信心深いカトリック教徒で、3人の娘がそれぞれユダヤ人、アラブ人、中国人と結婚。これから結婚する末娘には、せめてカトリック教徒と結婚してほしいと願っていた。そんな末娘のボーイフレンドは、カトリック教徒だと聞いて安心していた夫妻だったが……。2015年のフランス映画祭では、「ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲」のタイトルで上映された。(映画 com.)

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や~、面白い。最初から最後まで笑いに溢れ、退屈することを知らない。
深刻な移民問題であるはずなのに、これだけ笑えるなんて、映画の作りが上手いとしか言いようがない。
テーマは勿論、移民問題であると同時に、国際結婚や異文化交流。様々な人種や宗教が混在するフランスならではの、一見ありえないようでいて、ひょっとしたら存在するかもしれないと思わせる作品。

たった一組の国際結婚だって、人種や宗教が違えば、双方に混乱が起きて当たり前なのに、この映画ではそれが4組も。4人のフランス娘はどの女性も美人で、それぞれ自分の仕事を持って独立しているが、その相手が、よりによって、ユダヤ人、アラブ人、中国人と多士済々。各人が己のアイデンティティを強調すればするほど、この「多国籍家庭」は混乱の極みに達し、疲れ果てることこの上なし。

たった一人残された希望の末娘は、カソリック教徒と結婚するというものの、黒人と知って、両親の落胆たるやすこぶる大変。コートジボワール出身の俳優である相手の親も、白人社会に対して偏見を持っていて、この結婚には断固反対と、目をむいて意思表明しているところから、またぞろ混乱勃発。両親の混乱は察して余りある。

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すわ、結婚式はキャンセルか、と思わせておいて、両家の父親が、直接接することでお互いを認識しあい、認め合う間柄となり、めでたし、めでたし、となる話の展開は、観ている側にとっても気持ちよく、今後の希望につなげることができ、後味もよく、気持ちもスッキリする。

深刻な問題を深刻に描くことはよくあることだが、この映画のように、非常に難しいテーマを、明るい作風でさらりと描くのも、とても印象に残るものがある。「疎外」よりは「共生」、「排他」よりは「共存」。そのためには相手を認めあい、尊重し合うこと。

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楽しい映画でした

 今日は、楽しい映画をありがとうございました。
 さて、前回のコメントが行方不明になり、改めて書くほどの内容では無いのですが、一言。
 テレビで平幹二郎の追悼番組だと思うのですが、蜷川の「ハムレット」を見ました。平さんの存在感は言わずもがなでしたが、その口跡の良さに改めて驚かされました。どこで聞いていても何を言っているのか良くわかる。それに引き換え、藤原竜也のハムレットは騒々しいばかりで何を言っているのか何を言いたいのかさっぱり頭に入って来ない。こちらは加齢のためか、最近はNHKのアナウンサーがいう事さえ何を言っているのか聞き取れない事が多い。昔の例えば加賀美アナのように明瞭な音声で話す人が少ないのではと思われる。多分発声が浅いからだと思うのですが、、

 今日の映画で考えさせられたことは、月並みですが、人は個人として付き合えば分かり合えないことは無い。個人を見ないでアラブ人、中国人、ユダヤ人、黒人というカテゴリーで見て、差別する。それぞれの民族の歴史や特殊性を大事にするのも良いのですが、やはりそれを置いておいても個人として付き合うことの方が実りが多いなあと言うことです。

平幹二朗と「最高の花婿」

蜷川さんの「ハムレット」、同感です。実際に彩の国で観たときにも、楽しめませんでした。平さんも、老体に鞭打って、裸で水垢離してましたが、興味もてませんでした。しかし、彼の台詞と演技には惹き込まれます。
藤原竜也のハムレット、私もだめです。受け付けません。録画してありますが、平さんの場面しか観てません。ホント、騒々しい、よねえ。
同じことが「ヘンリー4世」のハル王子に扮した浦井健治というタレントにもいえます。ファンがたくさんやってきて、スタンディング・オーベイションをしているのですが、正直、私は興味もてません。劇評で褒めてあるのをみますが、私は評価できませんでした。

「最高の花婿」面白くて、楽しめましたね。個人としてつきあうこと、そのとおりです。接触しないから、誤解や偏見ばかりが生まれてしまう。

ではまた。来月もお楽しみに。
このブログにもまた貴重なご意見をお願いします。
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自分の見た芝居や映画を、備忘録代わりに書き留めておきたい。舞台やスクリーンの中に、様々な人生が見え隠れします。

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