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(Fri)14:39

20170418 Tue. 新国立「城塞」The Fortress

新国立「城塞」The Fortress
◯かさなる視点~日本戯曲の力~Vol.2
◯期間:2017年4月13日(木)~4月30日(日)
◯会場:新国立劇場小劇場
◯料金:A席6480円(5220円)
◯4月18日(火)13時~拝見 C5列4番 2時間25分(休憩15分)



◯作:安部公房
◯演出:上村聡史
◯美術:乗峯雅寛
◯証明:沢田祐二
◯音響:加藤 温
◯衣裳:半田悦子
◯ヘアメイク:川端富生
◯映像:栗山聰之
◯振付:新海絵理子
◯舞台監督:北条 孝
◯プロデユーサー:三崎 力
◯芸術監督:宮田慶子
◯主催:新国立劇場
◯キャスト
男:     山西 惇
男の妻:  椿真由美
男の父:  辻 萬長
従僕(八木):たかお鷹
若い女(踊り子):松岡依都美

幕開けのシーンから、胸を鷲掴みにされたような、強烈な演出。
舞台中央上方から吊るされた絞殺の死体は、東京裁判の被告のイメージ。足元には、死刑台の死体を落とし込む空間が蓋を開けてポカリと開いているイメージ。そこに重なる、東京裁判の被告のものと思われる述懐。
「われわれ日本人は、自分の意見はともかく、国家に運命を求められれば、それに従うのが習慣なのであります」

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このシリーズは、今もっとも活躍する30代の3人の演出家(谷賢一、上村聡史、小川絵梨子)に近現代の日本戯曲に挑戦してもらおうと、新国立劇場が企画したものと、芸術監督の宮田慶子氏。3人の演出家が、奇しくも昭和30年代の戯曲を選び、上村さんは安部公房の「城塞」を選んだ。その理由として、上村は、「戦後民主主義を考察する戯曲に1979(昭和54)年生まれの自分がどう対峙できるか、手強いけど、挑戦したかった、と述べている。

彼らが切り取った年代が、上演を通して見事に浮き彫りになってきているし、現代と重なり合う部分に恐さも覚える、と宮田氏。パンフレットの対談のページにある。「現代の日本に暮らす我々は、どこか不安な居心地の悪い空気を感じている。そこへ警告のようにも書いています」とも。

この稿続く。




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