20170512 Fri. ゲンキの話

ゲンキの話

ごく普通のピレネー犬である。
体重70kg。
全長、ご覧の通り。
でかい上に、シャイなので、カメラを向けてもこちらを向いてくれない。ぷいとあらぬ方向を向いて、無視。

この仔、現在9歳。大型犬ピレネーの寿命は、8歳とかで、飼い主さんの岩波さんは、とても心配してらっしゃる。前のピレネー犬が11歳で亡くなっているそうだ。



「岩波元気」と名づけられたこのピレネー犬は、6年前のあの震災の被災犬である。
元の飼い主とともに、津波に流されて、この仔だけ奇跡の生還、しかし、瓦礫の中を4ヶ月も一人さまよったという、大変な経験を持つ。

岩波さんとは、那須のバケーションランド内の自治会でご一緒している。昨年始めて知り合って、この元気くんとも初対面。以来1年、久しぶりに遭遇したこの5月に、再会。元気な姿を見ることができた。

バケーションランド自治会のHPに、彼の記述が掲載されている。

<昨年、2016年2月24日(水)フジテレビ夜7時放映の「おじぁMAP」で紹介されました東京は世田谷区成城界隈で噂の大きなピレネー犬、「岩波元気」こと「ゲンちゃん」です。彼は、今から6年前のあの東日本大震災に遭遇、津波に流され、奇跡的に生還、瓦礫の中を4ヶ月放浪の後に運命の人と出逢いました。その方がバケイションランド在住の岩波さん(自治会役員)です。奇跡が織り成す運命的出逢いは、テレビ放映後、日本中を感動の渦に巻き込み、今や海を渡って、ピレネー犬の故郷フランスで絵本になりました。さらにこの奇跡の感動秘話は、今なお、世界で翻訳、紹介され続けています。>

と。

成城住まいの岩波さんは、昔、21歳の息子さんを交通事故で亡くし、悲嘆に暮れている奥さんを慮って、大型犬のピレネー犬を飼った。その仔が11歳でなくなると、フクシマの知り合いから教えられて、すぐさま、保護センターに会いに行ったそうだ。すると、やせ衰えた、げんちゃんが、岩波さんの顔を見ると、飛びついてきたと言うから、いい出会いをしてくれた、とつくづく思う。そのまま、岩波さんはげんちゃんを成城に連れ帰って、甲斐甲斐しく看病し、大樹も一時は30キログラムまで落ち込んでいたのを、70キログラムの元の体重に戻し、7つもの病気を抱えていたのを、1つずつ、直し、今では、その面影もない、立派な元気くんである。

彼の話が、フランスに伝わると、イスラム圏からの移民の多いフランスでは、自分たちの境遇と、元気くんの境遇とが、とても似ていると、共感を呼び、絵本や紙芝居にまでなって、語り継がれているそうだ。

何はともあれ、よかったね、元気くん。

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