2017_09
06
(Wed)00:36

20170904 Mon. 加藤健一事務所Vol.99「喝采」

加藤健一事務所Vol.99 「喝采」

◯期間2017年8月30日(水)~9月10日(日)
◯会場:下北沢・本多劇場
他  9月16日(土)京都府立府民ホールアクティ
    9月17日(日)兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
    9月23日(土・祝)千葉県・佐倉市民音楽ホール
◯料金:2,700円 ~ 5,940円
◯9月4日(月)14時拝見 2時間40分(休憩15分含む) 4,500円 

s_stage_68218[2]

◯作:クリフォード・オデッツ
◯訳:小田島恒志 小田島則子
◯演出:松本祐子
◯美術:乘峯雅寛
◯照明:古宮俊昭
◯音響:青蔭佳代
◯衣裳:竹原典子
◯ヘアメイク:馮啓孝
◯舞台監督:笹原久義
◯出演者:加藤健一、竹下景子、浅野雅博(文学座)、林次樹(Pカンパニー)、寺田みなみ、山路和弘(青年座)、大和田伸也

プロデューサーのクック(大和田伸也)と演出家のバーニー(山路和弘)、作家のアンガー(浅野雅博)、舞台監督のラリー(林次樹)は、陰鬱な表情で黙り込んでいた。初日を間近に控えた舞台の主演俳優が、突然いなくなってしまったのだ。
その代役として、かつての名優フランク(加藤健一)に白羽の矢が立つ。彼は酒びたりで落ちぶれていたが、バーニーの熱烈な説得に負けて役を引き受け、長いブランクと酒の誘惑に苦悩しながらも、新人女優のナンシー(寺田みなみ)らと共に稽古に励む。妻ジョージー(竹下景子)も、献身的に夫を支える。

地方公演の幕が開け、初日の劇評でナーバスになったフランクは、ジョージーともぶつかり自暴自棄になってしまう。そして白日の下に晒される、夫婦の過去と真実の姿。急接近するバーニーとジョージー。
ブロードウェイの初日は容赦なく迫る―――。(加藤健一事務所HP)

s_IMG_20170904_133829.jpg

ビング・クロスビー、グレース・ケリー、ウィリアム・ホールデン主演のハリウッド映画でもおなじみの(と言っても随分昔の映画だが)、「喝采」を加藤健一事務所が上演。いわゆるバック・ステージものと言われるものだが、結局は「喝采」を浴びるという結果はわかっているのに、トラブル続きで、果たしてこれで舞台に立てるのだろうか、と思わせて、ハラハラ・ドキドキ、それで、芝居の大半の時間がすぎる。

芝居の中身よりも、これはもう役者で見せるものではないかと思ってしまう。落ちぶれた元名優、献身的な妻、なんとか彼を再起させようとする演出家と、そして、予期せぬ演出家と妻の、つかの間の恋。青年座の山路さんが、ウィリアム・ホールデン演じたこの演出家を、普通なら照れてしまう役を、それらしく演じて、魅力的。日本人俳優がこの役を演じて似合う人は少ないと思うのだが。

舞台装置がなかなかいい。舞台の転換がスムーズに行えるようによく工夫されていて、短時間で、劇場の楽屋と役者夫婦のホテルの一室が入れ替わる。乗峯さんの舞台装置にはいつも感心させられる。

本多劇場、ほぼ満席。反応もよく、観客は集中していた。前半、私はちょっと眠くなったけど。

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント