2017_09
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(Fri)15:50

20170907 Thur. 映画「パターソン」

映画「パターソン」

原題 Paterson
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
上映時間 118分
映倫区分 G

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◯監督:ジム・ジャームッシュ
◯製作:ジョシュア・アストラカン/カーター・ローガン
◯製作総指揮:オリバー・ジーモン/ダニエル・バウアー/ロン・ボズマン/ジャン・ラバディ
◯脚本:ジム・ジャームッシュ
◯撮影:フレデリック・エルムス
◯美術:マーク・フリードバーグ
◯衣装:キャサリン・ジョージ
◯編集:アフォンソ・ゴンサウベス
◯キャスト
アダム・ドライバー:パターソン
ゴルシフテ・ファラハニ:ローラ
バリー・シャバカ・ヘンリー:ドク
クリフ・スミス:メソッド・マン
チャステン・ハーモン:マリー
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー:エヴェレット
永瀬正敏:日本人の詩人
ネリー:マーヴィン

ジム・ジャームッシュが「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」以来4年ぶりに手がけた長編劇映画で、「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバー扮するバス運転手パターソンの何気ない日常を切り取った人間ドラマ。ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン。朝起きると妻ローラにキスをしてからバスを走らせ、帰宅後には愛犬マービンと散歩へ行ってバーで1杯だけビールを飲む。単調な毎日に見えるが、詩人でもある彼の目にはありふれた日常のすべてが美しく見え、周囲の人々との交流はかけがえのない時間だ。そんな彼が過ごす7日間を、ジャームッシュ監督ならではの絶妙な間と飄々とした語り口で描く。「ミステリー・トレイン」でもジャームッシュ監督と組んだ永瀬正敏が、作品のラストでパターソンと出会う日本人詩人役を演じた。(映画com)
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ニュージャージー州パターソン市の市バス運転手で、詩を書いているパターソンという男(アダム・ドライバー:シャレじゃないですよ)と、ちょっと変わった芸術家風の妻ローラとの、何気ない日常を、月曜日から日曜日までを淡々と描く。

朝6時半に起きると、横で寝ている妻ローラにキスをして、仕事に出かけ、バスを運転して、また家に戻る。運転し始める前に、決まって詩を書いている。帰宅すると、妻の愛犬マーヴィン(ブルドッグ)と散歩に行き、バーに立ち寄って、ビールを1杯だけ飲む。
まるでカントのように、決められた時間に同じ行動を繰り返す主人公を見ていると、逆に、そろそろなにかが起こるぞ、と観客の側が見構えてしまって、ちょっぴり疲れてしまった。ブルドッグは値段の高い犬だから、盗られないようにしろよ、という黒人グループの話が前フリになっているから、バーの前に繋いで、ビールを飲んで店主などと話をしているのを見ると、こちらの方が気が気じゃない。絶対、盗まれるぞ、って。でも、盗まれないで、最後までいる。それよりも、パターソンの詩を書き留めていた大事なノートを、ビリビリにしてしまうという役割が与えられている、このブルドッグには。

1週間、確かにちょっとした変化はあるのだけれど、大半は何気ない日常のルーティンワークのような生活の中から、パターソンはある日常を切り取り、詩に仕上げていく。月曜日、火曜日、水曜日、変わらない毎日。でも二人の寝姿は少しばかり形が違う。朝起きたときに、一人がクッキーを焼いたりして、先に起きてたりする。いつも同じコースを辿って運転しているバスが、電気系統の故障で動かなくなったりする。そういうときに、日頃持たないスマホが必要だとちょっぴり思ったりするけれど、すぎてみれば必要ない。

行きつけのバーでも、知り合った人たちの人生模様が、日に日に違っていたりする。でも、外につながれたブルドッグは、相変わらず無事だ。妻のクッキーが完売したとかで、お祝いを兼ねて、外食と映画を見に行ったりする。でも、帰ってくると、天地がひっくり返るほどの衝撃が、留守番させておいたブルドッグが、たまたま置き忘れた詩を書き綴ったノートをビリビリに破っていたりする。これは大変だ。

なんかどこかで見た感じの雰囲気の映画だなあ、と思ったら、「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ」のジム・ジャーミッシュの世界だ、と気がついた。ジム・ジャーミッシュ、4年ぶりの新作。最後に、ノートを破られて落ち込んだパターソンと出会う日本人詩人に長瀬正敏。しかし、なんでここで、日本人詩人なんだ?


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